慶應義塾ニューヨーク学院 高等部の受験について

第二次選考
第二次選考の会場は慶應義塾大学の校舎か慶應義塾ニューヨーク学院の2箇所で実施されます。どちらかの会場で受験するか選択が可能です。試験内容としては英語小論文試験が30分、数学テスト60分、日本語基礎テスト30分です。

英語小論文:こちらも2019年度は英語小論文の試験時間が50分ありましたが、30分と短くなりました。これは何を意味しているかというと昨年まで50分で英語エッセイを仕上げていたことが30分で仕上げる必要があるということです。つまり昨年よりも高い英語レベルをもった受験生でないと合格できません。また出題内容も英検の作文とは全く違います。2020年度秋季AO入試での問題は『自分の身の回りで起きている社会問題を挙げてそれの対策を述べよ』というのが英語で出題されていました。
日本語でも30分で記載することが難しいのですが、これを英語で仕上げるのは相当な英語力を要することと特別な対策が必要になります。

数学:これも昨年までは基礎計算がメインでしたが、非常にトリッキーな問題でした。1つ1つを解いていたら時間が60分では足りませんが、解き方を工夫することで時間内で解かせるような問題が多いのが特徴でした。しかし2020年度からは応用問題も出題され非常に難易度が上がっていました。
また9学年と10学年の試験内容が全て同じですので、9学年生にとっては出題内容自体が難しいものですし、10学年生にとっては高得点を取らないと合格は望めません。

日本語基礎テスト:2019年度までは日本語でのエッセイでしたが、急遽2020年度からは日本語基礎テストになりました。こちらは英語力重視になりましたので、あくまでも日本語基礎テストはどれくらいの日本語力があるのかを測定するだけのものです。

これらのことから益々日本で教育を受けてきた受験生にとっては、難しいものになってきました。つまり現地校のネイティブの受験生が非常に有利になっています。
また日本の慶應義塾付属校と違った学生を求めていることは明らかです。偏差値だけに囚われないグローバルな視野と何かキラリと光った才能を持った学生を慶応義塾ニューヨーク学院では獲得し育成したいことが分かります。

いろいろと悩みながら過ごしましたので、少しでも皆さまのお役に立てればありがたいと考えブログを立ち上げました。
慶應義塾ニューヨーク学院の受験のことでお悩みや、お世話になっている塾の先生方になかなか聞けないこともあるかと思います。
私も2回の子どもの合格経験から、いろいろとサポートできることもあるかと考えています。
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