2022年 立教英国学院について

受験

数年前になりますが、受験時にどうしても子どもが海外で生活をしたかったことから、立教英国学院についても調べたことがありました。もちろん入試説明会にも参加させて頂きました。
私の印象としては、英国らしく規律に厳しく、米国とは対照的に集団生活を重んじる学校に感じました。

また学習カリキュラムも日本の文部科学省から認定を受けた私立在外教育施設です。
私どものように慶應義塾ニューヨーク学の受験を検討されている親御さまは、立教英国学院も参照にされている方も多いと思います。
最近も立教英国学院のホームページが更新されていましたので、トピックスを紹介させて頂きます。


立教英国学院のホームページはこちら

1.2022年度大学合格状況
卒業生46名のうち25名(54%)が立教大学に内部進学されています。
昔は50%満たなかったのですが、2019年度から推薦枠が拡大されているようです。
東京外国語大学1名、早稲田大学1名、慶應義塾大学1名、国際基督教大学1名、明治大学1名、法政大学1名、中央大学1名、英国の大学9名、豪州2名と合格されていました。
恐らくですが、25名は内部推薦ですので、それ以外の生徒の方が一般受験もしくはほかの大学の推薦受験に臨まれているように伺えます。

2.2021年度推薦枠
立教大学(25名)のほかに下記の有名私立大学の推薦枠があるようです。
関西学院大学(5名)、芝浦工業大学(4名)、早稲田大学(2名)、同志社大学(2名)
立命館アジア太平洋大学(2名)、東京理科大学(2名)、国際基督教大学(1名)、南山大学(1名)、学習院大学(1名)、上智大学短期大学部(1名)、立命館大学(1名)
など
50名弱の学年にしては、非常に多くの推薦枠をもっている学校だと思います。

ちなみに、2025年度立教大学入学から立教大学推薦枠の制限がなくなるようです。
ということは現在中学3年生のお子さまが、高校受験を検討されているのであれば、入学後に立教大学への内部進学が可能になります。
ただし下記の推薦条件が当然あるようです。
・立教英国学院高等部と立教大学とで定めた推薦条件を満たした生徒は、人数の制限なく立教大学への推薦が認められるようになります。

3.入学金、学費など
入学金 3,450 ポンド(入学手続時)
施設維持費 1,800 ポンド(年額)


学費(授業料+寮費)
小学部 25,200ポンド(年額)
中学部 27,600ポンド(年額)
高等部 28,800ポンド(年額)

学費については、これほどのインフレーションでありながらそれほど値上げはされていないようです。
といいますのも、2年ほど前に書いたブログをみていますと、高等部の学費については2,000ポンド程度値上がりです。最近の英国の状況を踏まえても、親御さまにとっては、非常に良心的にみえます。

4.高等部 入学試験情報
2022年11月4日(金)~11月24日(木)までA日程の出願期間となります。
2022年12月11日(日)に立教池袋中学・高等学校で受験があるようです。募集人数は20名程度のようです。また2023年1月に実施されるB日程の受験もあるようで、若干名の募集とあります。
2022年11月時点で中学3年生が20名在籍されているので、およそ半分の生徒数が高等部から入学されることとなります。

私の個人的な見解としましては、Brexitによる日系企業および駐在員の減少、昨今のインフレーション、円安など非常にたくさんの要因から、立教英国学院は生徒数の減少に悩まされておられると感じました。
仮に立教大学への進学のみを考えると、立教英国学院の受験は有力な選択肢として考えることができます。
ご興味がある方は、定期的に学校説明会も開催されておられるようですので、ご確認下さい。



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