AO入試について

受験

2022年8月15日の日本経済新聞で大学入試制度に関する記事を読みました。
内容としては、日本の大学が附属や系列校・一貫校からの推薦などで、入学者を囲い込む動きが加速し、一方で入学定員に占める一般入試の比率が減少傾向にあります。
また一般入試の比率について、早稲田大学は56%で2022年と比較して16ポイント低下、慶應義塾大学は57%で7ポイント減っているようです。(日経新聞を参照)
慶應義塾ニューヨーク学院も過去には毎年2月頃に一般入試が存在しましたが、現在は全てAO入試となりました。

・なぜいま一般入試が減少しているのでしょうか?
日本経済が成長している時代は、一般入試のように正解に早くたどり着ける力が重視されていたようです。
しかし日本経済が成長する時代が終わり、グローバリゼーションが進みますと、正解がない・また正解が1つではない時代に入ってきましたので、一般入試対策で養う力とは違った力が必要になってきているようです。
この時代を生き抜いていくために必要な力、そして成功に導く力は、思考力や問題解決能力・語学力、そして何より異なった考えや文化を持った人を尊重でき、それを活用できる力だと私は考えています。

慶應義塾ニューヨーク学院の受験では、現在の受験能力だけでなく、将来の可能性や寮生活で相手を重んじることができるかどうかなど多様な視点で見極めているはずです。
逆に受験生側も、この学校で自分は楽しめるか、何をしたいか、何を学びたいかを考えておかなければなりません。
AO入試は、いわゆるお見合いのようなもので、学院サイドだけでない双方の相性が非常に重要だということです。

学院説明会で必ず説明されることとして、慶應義塾ニューヨーク学院を含めた慶應義塾大学の一貫校は、3年から4年の学校生活や成績をもって、慶應義塾大学の各学部へ推薦する形態をとっています。
いわゆる高校受験時の能力ではなく、一貫校を卒業するまでに培った経験や能力を評価され、慶應義塾大学へ推薦されます。

しかし、慶應義塾ニューヨーク学院に関する口コミや噂では、日本の受験生の偏差値で比較されていまますので、一般受験すると慶應義塾義塾大学に入学できないのにズルいなどのコメントを拝見することが多々あります。
たしかに日本の受験・偏差値をベースとして考えておられる受験生やその親御さまにとっては、非常に理解頂くことが苦しいことだと思います。わざわざほかの口コミサイトやご近所の方に1つ1つ説明する訳にもいきません( ;∀;)

そういった意味からも、親の立場からこのブログを書き、少しでも本当の慶應義塾ニューヨーク学院や学院生を理解してもらえればと思っています。

慶應義塾ニューヨーク学院のOBの方が活躍されている話を聞きますと、頼もしく、非常に嬉しくなります。
やはりそうはいうものの親としても、子どもが進んでいる道は間違っていないことを確かめたい気持ちがあるからでしょう。
将来に続く慶應義塾ニューヨーク学院生のためにも、自分の子どもにも慶應義塾ニューヨーク学院生として誇りを持った規律ある生活、たくさんの人に接し、たくさんのことを学んで欲しいと願います。

いろいろと悩みながら過ごしましたので、少しでも皆さまのお役に立てればありがたいと考えブログを立ち上げました。
慶應義塾ニューヨーク学院の受験のことでお悩みや、お世話になっている塾の先生方になかなか聞けないこともあるかと思います。
私も2回の子どもの合格経験から、いろいろとサポートできることもあるかと考えています。
お聞きになりたいことがあれば、お気軽にお問い合わせフォームからご連絡頂ければ、必ず返信させて頂きます。お問い合わせ
まれに受信ができない場合がありますので、折り返し返事がない場合、恐れ入りますがこちらのメールアドレスまでご連絡を頂ければ幸いです。
asn0062084@gmail.com


コメント

タイトルとURLをコピーしました