2022年の慶應義塾ニューヨーク学院

慶應義塾ニューヨーク学院

2021年12月18日(土)に慶應義塾大学で保護者会が開催されました。
ここでは学院の方向性が示されましたので、大まかにご紹介します。


1つ目は、今後の方針として一貫校である慶應義塾ニューヨーク学院を日本文化・米国文化だけでなく、慶應義塾ファミリーの一翼として慶應義塾文化もより浸透させたい意向がありました。
そして日本と米国の文化の懸け橋となり、一貫高校に限らない慶應義塾ファミリーのグローバル化を担う役割を期待するとのことでした。

2つ目は、2022年1月より新学院長として、米国文化や慶應義塾文化に精通された慶應義塾大学 文学部 巽 孝之 名誉教授が就任されるとの発表・紹介がありました。

少し世代によっては、親御さまが学院に要望するイメージが少し違うかもしれません。
現在の学院生の大半は、前学院長の学院改革時に受験した学院生です。
私個人としては、前学院長が進められた英語教育の強化と節度のある厳しさは、是非とも踏襲したうえで、さらに進化させて頂きたいと願っております。

3つ目は、アメリカ政府が要求しない限りキャンパスは閉じないとの強い言葉もありました。

慶應義塾ニューヨーク学院は9割以上の学院生が寮生活で過ごします。
寮生活は学院および学院生にとって、教育の最も重要な根幹だと考えています。
やはりオンライン授業だけでは、絶対に学ぶことが出来ないものがあることも分かりました。
慶應義塾ニューヨーク学院の寮生活は、日本の体育会系で求められるような画一的なものではありません。

さまざまなバックグラウンドも持った学院生が、1つの場所に集まると、規律があったとしても、さまざまな化学変化のようなものが起こり得ます。むしろ学院側は、化学変化を期待していると思います。
例えば、同じ授業・同じ景色を見ても、それぞれの学院生によっては、見ている視点や視野・感じ方が全然違います。これには優劣なんかは絶対にありません。
いろいろな自分とは違う視点・考え方を知り、仲間の考え方や感じ方を受け入れる許容をもつことが、慶應義塾ニューヨーク学院の寮生活の醍醐味だと私は考えています。

日々学ぶ授業はもちろん重要ですが、そういった意味でも、仲間との何気ない会話・スポーツ・遊び・恋愛の経験ができる寮生活は、人間として大きく成長させる場所だと信じております。

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