英語で学ぶ授業

慶應義塾ニューヨーク学院

慶應義塾ニューヨーク学院に入学することは、英語を学ぶだけでなく、英語で学ぶことです。
そこで、日本から受験を考えておられる親御さまから頂くたくさんの質問の1つに、どれくらいの英語のレベルが必要でしょうかという質問です。
一般的に、9学年では英検2級以上はあったほうが良いという回答をしますが、2級以上あったとしても授業についていくことに非常に苦労している学院生の方もいらっしゃいます。

日本の中学・高校では、英語は英語という教科のみで評価されるものです。
しかし、慶應義塾ニューヨーク学院は英語で音楽・美術も含めさまざまな教科を学ぶので、一概に英語力だけがあっても授業が理解できるものではありません。
しかし、英語で学ぶことに慣れている海外現地校やインターナショナル校出身の学院生は有利なことは事実です。

一例として、Discovering World History & Cultural Studiesの授業(社会)で使用している教科書の一部をアップしました。
これは冷戦時のソビエト連邦を説明した文章の一部です。


授業の詳細な内容は知りませんので、以下は私の想像です。お許しください。
日本では年号や人物名・キーワード、当時の社会的背景などを回答するのが一般的な試験ですね。
慶應義塾ニューヨーク学院では、これに関連する範囲を何ページも読んで、『あなたが当時のアメリカ大統領であれば、どのようにソビエト連邦と向き合ったか』自分の考えを英語でエッセイを書いたり、スピーチをしたりするのだと想像します。

このような授業スタイルですので、英語で学ぶ以外にも創造力も必要になると思います。
ここでは米国の授業スタイルの良し悪しを評価しているのではないことをご理解ください。
日本の授業スタイルの方が適しているお子さまもいらっしゃいますし、米国の授業スタイルに疑問を持たれる親御さまもたくさんいらっしゃいます。

慶應義塾ニューヨーク学院の授業スタイルは、日本の高校とは違うことを理解されたうえで受験に臨まれることをお奨め致します。

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