ニューヨークからの帰国

親の悩み

先週末に秋学期が修了し、子どもが冬休みのため帰国しました。
ほんの2ヶ月ちょっとの寮生活でしたが、
子どもの話しぶりからは充実した楽しい学校生活だったと感じられました。
さて、帰国後は厚生労働省の水際対策強化のため、いろいろと制約があります。

入国者への制約
1.14日間の宿泊場所や自宅での待機
2.14日間の公共交通機関を使用できない
3.入国者健康居所確認アプリのインストール、14日間毎日、健康状態を報告
4.接触確認アプリのインストール
5.携行するスマートフォンの地図アプリ機能などを利用した位置情報の保存機能を開始

保護者にとって一番辛いのは、入国した次の日から数えて14日間の自宅待機と公共交通機関を使用できないことです。
仮にニューヨークから東京に到着した場合は、乗り継ぎがNGなので国内線は利用できません。
これは仕事や出張などで利用される方も同じですが、どれだけ遠方に住居がある場合にも例外なく羽田空港や成田空港まで自家用車もしくはハイヤーなどで迎えに行く必要があります。
地方に住居を構える留学生の保護者にとっては非常に頭の痛い悩みだと思います。

非日系の航空会社を使用し、最終目的地および通過する税関の場所を地方の空港にすることで、回避できることもありますが、その場合は海外の空港での乗り継ぎが必要です。
また慶應義塾ニューヨーク学院生のほとんどはJFK空港からJALもしくはANAで帰国します。
18歳以下の子どをもをコロナ禍の規制された状況で、1人で非日系の航空会社を利用させ、海外空港でトランジットさせるのは、親としては勇気が必要です。

コロナとの向き合い方は、国や人によって千差万別ですが、ほぼ8割程度のワクチン接種が達成されつつある日本、新規感染者が200人を切っている日本で何が達成されればこのような厳しい規制は解除できるのでしょうか?
また日本で学びたい海外留学生が日本への留学の許可がなかなか下りないため、やむを得ず留学断念した方もいるなどのニュースもありました。
海外で学ぶ日本の留学生、日本で勉強したい海外留学生にとって、非常に多くの乗り越えるべき壁が存在します。

そろそろコロナとの付き合い方を次のステップに移行してほしいと、海外に送り出す子どもをもつ親として切実に願っております。

コメント

タイトルとURLをコピーしました