ラルフ・D・タウンゼント学院長の退任

慶應義塾ニューヨーク学院

2021年8月31日をもって、タウンゼント学院長の退任されるとの案内が来ました。
そして、後任の学院長は慶應義塾常任理事/政策・メディア研究科教授の土屋大洋氏が、慶應義塾ニューヨーク学院の理事長と学院長代行を兼任される予定のようです。
タウンゼント学院長の学院改革によって、数年前の慶應義塾ニューヨーク学院と今は全く違う学校になりつつあるのではないかと個人的には思っています。
私見ですが、変わったと感じる点について、挙げてみました。

授業および学院生活
・バイリンガル教育により力を入れることで、英語授業が中心となった。
・服装・髪型の基準も厳格化された。特に女子生徒はスカートの着用は禁止され、スラックスのみとなった。
・全校生徒数を350名程度から300名程度へ削減。
・年間学費を7~8%程度値上げ。
 2018-2019年は初年度の寮生は$48,250、通学生$35,750
2020-2021年は初年度の寮生は$51,500、通学生$38,500へ変更。

寮生活
・英国の名門ボーディングスクールを目標とすることから、生活に対する規律の厳格化。
・ハウスが男女3グループごとに分かれ、9学年から12学年までの縦社会を学べる体制。

入試制度
・一般入試がなくなり、AO入試のみとなった。
・英語の試験では英語小論文の試験時間が30分に短縮され、より質の高い回答が求められる傾向となった。今はさらに独特な試験問題(60分)に進化?
・英語・日本語での面接がより重要視されるようになった。

もしかすると学校改革や入試改革がなければ、また求める人物像が違っていれば、私どもも慶應義塾ニューヨーク学院と縁が無かったかもしれません。
学院改革の狭間にいらっしゃっられた学院生や親御様とは感じ方が少し違うかもしれませんが、以前を知らない私どもはタウンゼント学院長による学院改革には賛成でした。

何より健全で規律ある学院生活を過ごすために尽力頂いたのは、日本から子どもを見守るしかない保護者の立場としては非常に感謝しております。
できれば、次期学院長にもより良い学院にするためにも手綱を緩めずに踏襲頂ければと考えております。

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