9学年と10学年の受験の違い

受験

今回は慶應義塾ニューヨーク学院の合格者の傾向から9学年と10学年の受験の違いをお話しします。
9学年と10学年の受験においての大きな違いは、問われる英語力だと思います。

ちなみに学院での入試説明会でもありましたように、過去に海外在住の経験のある生徒が8割程度いらっしゃいます。
中学生まで英語圏の学校に通われておられた生徒さんは印象では3割程度だと思います。
やはり直近まで現地校やインターナショナル校に通われていた生徒さんは、9学年の授業においては非常に有利だと思います。最初の英語力において、歴然とした差があります。
日本の中学校から入学した生徒さんは英語の授業についていくことに必死です。恐らく1学期の数か月の間は先生の話も聞き逃していることが多々あります。
この聞き逃しや授業の遅れを寮生活では、先生だけではなく分かる生徒が分からない生徒に教えるなどをしてカバーしていたはずです。しかし今はオンライン授業ですので、ダイレクトではない分だけ困難な部分もあります。
しかし子どもの耳は柔軟ですので、2学期が始まる1月頃からやっと耳が慣れだして、先生の言っていることが英語でほとんど理解できるようになり始めるようです。
9学年から入学した生徒はほぼ全員が10学年になる頃にはそのまま英語をストレートで理解できているはずです。

上記のことから10学年から受験される受験生の方は当然求められる英語の水準は高くなります。
私見ですが、10学年における受験の合格水準においては英検準1級程度は必要になると思います。
逆に英検2級程度の水準であれば、例え合格されたとしても授業についていくことが非常に難しいですし、10学年以上から課せられるものがあります。
1つ目はTOEFLの点数が450点に満たない場合は夏休み中のサマーコース(4週間かつ合計90時間以上)を義務づけられます。受講しない場合は、その学年で留年となります。
2つ目は10学年からのGPA(4段階での平均の成績で、Grade Point Averageの略です。)が2.0以上なければ、慶應義塾大学に推薦されません。

もし現在中学3年生の受験生の方で英語は苦手だが、どうしても慶應義塾ニューヨーク学院で勉強したいという受験生の方は9学年を受験されることも視野に入れられると良いと思います
例えば秋季AO入試では10学年を受験したが、残念ながら不合格だった場合も、春季AO入試では9学年を受験するも可能です。
また9学年も10学年も出題される問題は同じですので、受験対策に変わりはありません。柔軟性をもって将来をもう少し長いスパンで考えられるのも良いかと思います。

いろいろと悩みながら過ごしましたので、少しでも皆さまのお役に立てればありがたいと考えブログを立ち上げました。
慶應義塾ニューヨーク学院の受験のことでお悩みや、お世話になっている塾の先生方になかなか聞けないこともあるかと思います。
私も2回の子どもの合格経験から、いろいろとサポートできることもあるかと考えています。
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