中学1年生で日本の高校進学をあきらめました

親の悩み

小学高学年や中学生の親御さんはお子様の進路について、毎日のように悩んでおられると思います。
実際に私たちも子どもの進路について非常に悩みました。そこで私どもの経験が、悩んでおられる親御さんの一助になればと考え、子どもの進路を決めた当時のことを思い出し書いてみました。

まずは私の子どもの特徴ですが、数学、社会は中間・期末試験でも比較的成績が良かったのですが、国語や理科は決して誇れるような成績ではありませんでした。
また英語は非常に得意で好きなこともあり、成績も非常に良かったです。
しかし学校での成績順位を上げるには、国語や理科の成績を上げることが必須なのは明らかでした。当時は親としてどのようにすれば、国語や理科の成績が上がるのだろうか悩みました。

もちろん進学塾にも通わせましたし、本を読むことを何度も何度も推奨もしました。
しかし、やはり苦手な教科と本人が思い込んでしまうと、なかなかそこから抜け出すことは難しいですし、よくYoutubeやネットでもアップされているような『これを見れば成績が上がる』ようなこともトライしましたが、実際に効果はありませんでした。

そして何度も考えたことが、『このままこの子が日本の高校・大学を受験したところで、なにか才能を開花させてあげることができるのだろうか?
このままいけば、特長のないまま日本の社会で生きていけるのだろうか?』
でした。
ほかにも『将来、日本の高校・大学と進学して、就職活動する際にこの子を評価してくれる企業はあるだろうか?』とこんなことも考え悩んでいました。
このように子供が将来に生きていくための特長を非常に気にしていました。

また同時期に子ども自身も学校や日々の進学塾のテストに追われて、目的やモチベーションを失いかけているのが分かっていました。
実際に進学塾を辞めたいと大粒の涙を浮かべて、子どもから懇願されたこともありました。

このままでは子どもを潰してしまうと考えた私は、まずは子ども自身のモチベーションを高めてあげて子ども自身の生活にハリを持たせることが、今一番大事だと考えるように方向転換するようにしました。

そして子どもが小学生の頃から望んでいた海外への留学を思い出しました。当時は長期の留学は考えもしなかったので、手っ取り早く春休みを利用した短期でのフィリピンへの留学でした。

なぜフィリピンなのかといいいますと、当時から2年ほど前にフィリピンのセブ島に家族旅行で行ったことがあることと、私自身が勉強しているオンライン英会話の先生方にフィリピン人が多いため、情報収集が容易にできたことでした。
またほかの国に比べて費用も安かったこともあります。そんなことから子ども1人で春休みを利用して短期留学を子どもに提案しました。

しかし、その当時一番ネックになったのが、進学塾の春季講座をどうするかという問題でした。進学塾の勉強に遅れが生じてしまうことを非常に恐れていました。
今から思えば、親として学校・塾の成績が何より大事と信じていたんだと思います。

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