受験対策期間について

受験

慶應義塾ニューヨーク学院 高等部へ合格後、ほかの親御さんからどれくらいの期間を掛けて受験対策をしたのか聞かれることがありますので、今回は受験対策期間についてお話します。

私の子供の場合は、本格的な受験対策期間としては中学校1年生が終わる2月頃から開始しましたので、実質10か月程度(二次試験日まで)でした。
しかし、受験対策の長いお子様は2年以上前から準備される方がいらっしゃいます。
もし受験を既に考えられているのであれば、当然ながらなるべく早く始めた方が良いと思います。
個人的な見解ですが、日本から受験されるお子様の場合は1年半以上は準備されることをお勧め致します。

それには3つの理由があります。

1つ目は、二次試験の英語小論文試験が30分しかありません。日本語で小論文を30分で書くことでさえ時間が非常に短いと感じます。課題に対して、英語で事例を挙げ結論まで書けるようにするには相当な訓練が必要になります。
逆に小論文は訓練を積めば積むほど、スラスラと書けるようになります。仮に英検準2級レベルを既に保有されているお子様の場合は1年半以上の英語小論文対策期間を設けることをお勧め致します。

2つ目は、仮に9学年を受験される場合は最低でも英検2級の取得が必要と思います。既に中学1年生で英検2級を取得されているのであれば、英語に関しては小論文の対策を一生懸命すれば良いと思います。そして準1級を目指せば、より合格が近づくと思います。
しかし、英検3級や準2級レベルの場合は一次選考の出願期間である9月(中学2年生の9月)までには英検2級以上を取得し『活動報告書』への記載が必要です。
ほかにもTOEFLやTOEICなどの公的テストのスコア記載もできますが、日本からの受験生の場合は一般的には英検が1番身近で取得しやすいと思います。

ちなみに英検は3か月に1回受験が可能ですが、今回のコロナのように受験ができない想定外の事態もありましたので、そのような意味でも資格の準備についても1年半以上のゆとりを持って計画されることをお勧めします。
それが受験生にとっても、資格取得のための即席の勉強ではなく着実な英語の勉強も併せてできるようになるからです。

3つ目は、同じく一次選考の出願期間である9月に『学業評価書』の提出が必要になるからです。
『学業評価書』とは一般的に内申点、また学校内での成績順位の記載が必要になります。この書類は、現在通われている中学校の担任の先生または主要教科担当教員に記載いただき、厳封してから慶應義塾ニューヨーク学院 に送付する必要があります。

既にお分かり頂けると思いますが、通常の公立高校を受験される場合は中学校3年生の内申点が最も重要になります。しかし慶應義塾ニューヨーク学院 高等部の9学年を受験される場合は中学校1年生と2年生の1学期までの成績の提出が必要です。

これはあくまでも私見ですが、一次選考においてこの『学業評価書』の中身は大きく合否を左右されるものと考えております。
なぜなら、2021年度試験から一般入試がなくなったからです。
これは当日試験の一発勝負ではなく、普段の成績や人物の評価により重点を置きたいという学校側の意思表示
だと考えているからです。

いろいろと悩みながら過ごしましたので、少しでも皆さまのお役に立てればありがたいと考えブログを立ち上げました。
慶應義塾ニューヨーク学院の受験のことでお悩みや、お世話になっている塾の先生方になかなか聞けないこともあるかと思います。
私も2回の子どもの合格経験から、いろいろとサポートできることもあるかと考えています。
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