第一次選考の学業評価書について

学業評価書は親御さんではなく、現在お子様が通われている学校の学級担任や主要教科担当教員（海外での補習校は不可）に書いて頂くしかありません。

つまりはこの評価書の意味することは、当日の試験だけでなくお子様の普段の学校での成績や態度、意欲を第三者の観点から日常の姿をみたいということになります。
AO入試とは慶應義塾ニューヨーク学院 高等部と受験生のマッチングです。極端な話ですが、いくら成績が良くても相性が悪ければ、合格はできないのです。
その相性を見極める重要な書類と捉えると良いと思います。

学業評価書の内容としては以下の項目があります。
・学習能力
・言語能力
・知的探求心
・努力向上心
・勤勉学習習慣
・創意工夫
・授業生活態度
・全体評価
この８項目を　◇該当しない、◇平均以下、◇平均、◇良い、◇優れている、◇非常に優れている、◇最高レベルに適する
７段階で評価し印をつけてもらいます。

ほかに上記以外の項目で相対的に優れている点、または劣っている点なども記載する欄があります。

ちなみに合格基準点等などはもちろん明かされていませんが、７段階と細かく分けて評価するという点から、学業評価書について点数化していると考えるのが普通と思います。
私見ですがペーパーテストでの成績は良いが、学校の先生受けが悪いため内申がそれほど良くないお子さんにとっては不利になります。
学校の先生の書き方次第で大きく変わりますので、先生との日常の良好な関係構築は非常に重要になります。普段から学校の先生に好印象を与えているお子さん、または一生懸命ものごとに取り組んでいるお子さんは非常に有利な選考書類となります。

２０２１年度でどんなお子様が合格されているのか聞いていて感じるのが、基本は真面目。そして知的探求心を持っておられ自己肯定感の強いお子様が多いような気がします。

最後に学業評価書は教員のサインもしくは捺印してもらい、厳封した状態で慶應義塾ニューヨーク学院に送付が必要です。